汗疱がどのようにできたのか、原因や症状、治療法などについて画像とともにアンケートを行いました。自分にできている汗疱と症状や治療法の違いなど参考にしていただければと思います。

 

画像1 産後からできるようになった

 

 

年齢・性別 40代女性
汗疱歴 3年

足のかかと側の側面に今できています。はじめて症状を確認したときは、足の指の辺りだったこともあり水虫かとおもって、皮膚科を受診しました。そのときに汗疱と診断されました。

 

出始めは赤みがあり、かゆみがあるのですが、それが落ち着いてくると乾燥し皮がめくれてきます。写真のものは直径5cmほどの大きさです。季節に関係なく年中ありますが、特に季節の変わり目にできやすく、はじめは赤く痒くなります。

 

関係あるかはさだかではないのですが、8年前の産後できやすくなり、収まってきたときにまた妊娠出産。それでまたできやすくなりました。

 

その場所だけではなく、全身に湿疹がでたり、痒くなったり、皮膚が敏感になります。ストレスもあるかもしれないです。

 

ステロイドを使うと手放せなくなるといわれたので、薬にはあまり頼りたくないことを先生に伝えると、保湿をしっかりするように言われました。

 

またむれると症状が悪化するように感じることが多いので、家の中では季節関係なく裸足で過ごすことが多いです。


画像2 水仕事で悪化しやすい

年齢・性別 30代女性
汗疱歴 4年

結婚して毎日水仕事をするようになってから出来ました。主にできやすいのは梅雨の季節。

 

最初は指と指の隙間でしたがどんどん広がり手の甲にもポツっとできるようになりました。小さな汗疱がブツブツたくさん密集して出来ることもあればひとつ大きなポツが出来ることも。

 

食器用洗剤が強すぎるのと敏感肌なのに素手で行っていたことが原因と思われます。

 

可能な限り保湿はしていましたが良くはならずゴム手袋をして水仕事をしていましたがそれでも改善は見られませんでした。

 

夜寝る時は綿の手袋をはめたり市販薬を塗ったり試行錯誤しましたがひとつできるとなかなか歯止めが効きません。

 

最終的にワセリンを根気よく塗る、素手で洗剤に触らないなどを数ヶ月徹底し改善されましたが1番は水仕事から離れることでした。

 

その後も汗をかく季節に水仕事をするとたまにひとつふたつ出来てしまうのでその時はまたワセリンでケアし刺激を与えないようにすると数日で改善されるようになりました。


画像3 原因不明なため対処療法が中心

年齢・性別 30代女性
汗疱歴 3年

出来始めは手のひらの外側からで、酷くなってくるとそこを中心に指の間や爪の周りなどにも小さめの発疹がポツポツとできます。最初は一円玉程度の大きさでしたが、酷くなると広範囲にできてかなりの痒みを伴います。

 

出来やすい季節としては湿度が高くなる6月〜夏の間が一番酷いですが、自分の場合は一年を通して、また季節の変わり目に特に出やすくなると思っています。

 

原因は、皮膚科ではストレスや自律神経の乱れなどと言われましたが、はっきりとした原因はわかっていない為、いつも対処療法になります。

 

症状が出たら早めに皮膚科に行くようにしています。患部はあまり乾燥させず、朝晩皮膚科で処方されたステロイド剤を塗っていると徐々に良くなります。

 

塗り続けていると乾燥している時のように皮がむけてきてしまうので、ビタミンAの入ったハンドクリームで保湿するようにしています。

 

あまりにも酷い場合は飲み薬を飲むこともありますが、あまり体に良くないのでなるべく塗り薬だけで済ませるようにしています。


画像4 小さい汗疱が無数にできる

年齢・性別 30代女性
汗疱歴 18年

私が汗疱だと知ったのはごく最近です。調べてみるとこれまで長年毎年のように出来ていた皮膚のトラブルは汗疱だったのだと気づきました。私はてのひらによく汗疱ができます。

 

現在はてのひらの右下のあたりと、人差し指に穴が空いたようになって汗疱ができています。汗疱の一つ一つの大きさは、近くでよく見ないと分からないくらいとても小さいです。小さいですが無数にできています。

 

てのひら部分だけで20個以上あります。人差し指には8個くらいあります。私の場合、よく夏にひどくなります。汗をかくとひどくなるように思います。

 

なので、汗を吸収することが大事かなと思い、去年の夏は汗を吸収してくれるアルミパウダーを手にまぶすようにしてつけていました。朝と夜寝る前につけるようにしました。
それ以前の夏よりも比較的よかったと思います。

 

今は夏場に比べると治まってはいますが、ちょっと穴が空いたようになっていて、水をいじると痛い部分があります。冬なのに汗疱が出てきた原因はちょっと分かりません。


画像5 痛みの症状がひどい

年齢・性別 30代女性
汗疱歴 1年

出来る箇所はだいたい手のひらです。暑い日が特に痒みを感じます。これをかかなければ良いのですが、我慢出来ず掻きむしると、水疱が出来ます。

 

水疱が出来た後は画像のように手が切れます。切り傷というよりは大きく裂けるような形になるので、激しい痛みが生じています。

 

原因は、刺激の強い洗剤や、アルコール消毒の影響だと感じています。コロナ禍で毎日ように手にアルコール消毒をするようになってから汗疱を発症しました。皮膚科へ行って、亜鉛華軟膏を処方されましたので、毎晩塗って、包帯を巻いて寝る毎日です。

 

少し良くなっても、水仕事を多くしたり、アルコール消毒を多くしてしまった日の晩は再び痒みが生じます。寝ている間に掻いてしまっているように、翌朝布団に血が付いていることもあります。

 

皮膚科のの先生のお話ですと、繰り返してしまう病気だそうで、痒みを起こさないことが大切なようです。私は昨年から発症して、ひどい痛みと痒みの症状に苦労しています。