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みなさん汗疱の調子はどうですか?10月になり気温も下がっていき、汗疱の症状が落ち着いてきたという人も多いのではないでしょうか。
わたしも、夏の時期に比べると汗疱ができる回数も減ってきました。(8~9月ステロイドの使い過ぎで悪化していたというのもあるんですが。。)
夏になると悪化するといわれている汗疱ですが、少し前から「塩分不足が原因では?」という仮説が出てくるようになりました。
基本的に、夏は汗をかく量が多いため、汗腺の稼働率が上がり異常を起こしやすいとされていましたが、実のところはそうではなくて、汗をかくことが多い夏の時期に塩分不足が生じているので汗疱ができやすいのでは?という仮説です。
医者の方々の間でもそのような仮説を立てる人が増えてきているので、信ぴょう性も上がってきているようです。
ここでは紹介しませんが、皮膚科医の先生でブログをアップしている人は結構多いので汗疱でお悩みの方はぜひ読んでみてください。
たまに、病気のことだけではなく趣味のマラソンや盆栽?のことなど書いていたりして面白いですよ。
「塩分摂取で汗疱が治った」というのは何件かそういうケースがあるというだけで、まだ仮説の段階です。
そのため、どうして塩分不足で汗疱になるのかは解明されていません。
一般に言われているのは、汗に水とミネラルが適切なバランスで含まれることで、汗腺機能が正常に保たれるということ。
もし、塩分が多すぎたり少なくなったりしてバランスを乱すと、汗腺機能が低下し汗疱になりやすいというメカニズムです。
ここで、1日の塩分摂取量をご紹介します。以下の数字は厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年)になります。
男性 | 7.5g未満 |
---|---|
女性 | 6.5g未満 |
実際にご自分の摂取量と比較してどうでしょうか。これは、健康な人の場合なので、高血圧の人や腎臓に持病がある人はもっと少なくなります。
また、夏の時期に汗をかくことが多い人はもう少し上の数値で考えてOKです。
普段、塩分なんて計算していないので自分がどれくらい塩分をとっているかなんてわからないよという人のために、よくあるからだの症状で判断する方法をご紹介します。
人は塩分不足に陥ると、筋肉のけいれん(こむら返り)、尿量の減少、皮膚の乾燥、吐き気、倦怠感などが現れるといわれています。
何か心当たりはありませんか?
特に、こむら返りのように体の一部がつる人は、塩分が不足しがちだといわれています。
日本人の食事は、塩分が使用されているものが多いため、(栄養バランスなど気にしなくても)普通に食事をしていれば塩分が不足することはないとされています。
どちらかというと、塩分不足よりも塩分過多の人の方が多く、厚生労働省では「○○g以下に抑えてください」と呼び掛けているほどです。
(あまり参考にならないかもしれませんが)ちなみに、都道府県別の塩分摂取量ベスト5は以下のようになります。
1日の平均塩分摂取量 | |
---|---|
山梨県 | 13.3g |
青森県 | 13g |
福島県 | 13g |
岩手県 | 12.9g |
福井県 | 12.9g |
政府統計ポータルサイト(2016年)のデータです。表で見ても分かるように多い県では、1日の塩分目安量の2倍近くの量を摂取しているのがわかります。
以前、秘密のケンミンショーで、東北の人は料理に大量のしょうゆをかける人が多く、サバの味噌煮など味が濃いものが好かれているため塩分消費量が高くなっていると紹介されていました。
青森県では「短命県返上!」を合言葉にいろいろな取り組みを行っていますね。(塩分過多は短命の原因の一つとされている。)
とちょっと話はそれてしまいましたが、ちゃんぽんやラーメンなどの汁ものもそれ1杯で1日の塩分目安量になりますし、コンビニ弁当も塩分が高いので、日本人は意外と塩分を多く摂取しているというのが現状です。
「汗疱は塩分不足で起こる病気である」という仮説があるというお話をしましたが、塩分は摂りすぎても水分量とのバランスが悪くなり汗腺機能を低下させるためあまりよくないとされています。
また、これは前々から言われていることですが、汗疱は汗が蒸発した後にほこりや塩分などが汗腺に詰まることで発生するものです。
汗は一気に大量にかくと塩分濃度が高くドロッとしていて汗腺で詰まりやすいので、できるだけ適度にかくことが推奨されています。
と、汗についていい点悪い点をご紹介してしまったので、「いったいどちらが正しいの?」と思う方もいるかもしれません。。。
汗疱は人によって原因はさまざまであるため、もし「塩分不足かも」という心当たりがある方はぜひ1度塩分を増やす治療を試していただきたいと思います。
最後に、自分の経験談を少しだけお話しします。
「汗疱の原因は塩分不足かも」という話は数年前から汗疱仲間内で噂されていました。
そのため、実験をしてみようということで(逆に)塩分の量を抑え週4回汗をかく生活を続けました。
本当は一気に大量の汗をかきたかったのですが、私自身あまり汗をかけない性質でよく言う「ドロっとした汗」を体感することは
できませんでしたが。。
1日の塩分量は平均4~6g。冷ややっこにも刺身にも何もつけず、そのまま食べるという生活を続けました。
結果、汗疱はかなり良くなり見た目ではほとんどわからないくらいまでになりました。
これが、塩分を抜いたせいなのかははっきりしていません。もしかしたら運動を始めたせいだったり、体重が10kg落ちたせいだったり、はたまたほかの理由だったかもしれません。
しかしながら、塩分を抑えることで皮膚の状態は良くなったので、自分の場合は増やしても改善しないんじゃないかなと感じています。
もっと極端に、1日15gくらい摂取すれば減らした時よりもっと汗疱が良くなるかもしれませんが、健康のことを考えると余り試したくない実験なので今後もやっていく予定はありません。