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汗疱性湿疹は手の指、手のひらにできることが多く、洗剤によって悪化することから手湿疹(手荒れ・主婦湿)と間違えられることが多い病気です。
そのため、「汗疱は手にできるものだ」と思う人も多いですが、実は、足にもできることがあるのをご存じでしょうか?
足にできた汗疱性湿疹は水虫の症状に似ているため、水虫の薬で対応しがちですが、場合によっては水虫薬で悪化することもあるので注意が必要です。
汗疱性湿疹が脚にできる原因は、手に出来るものと同様、はっきりとしたことはわかっていません。
このサイトでもいろいろとご紹介してきましたが、現時点で考えられる原因は以下のようになります。
・塩分不足
・亜鉛不足
・歯科治療
・金属アレルギー
・汗をかく量が多い
・ストレス
・喫煙
・肥満
・遺伝
手にできる汗疱は摩擦や水仕事などが原因で悪化しやすいためよく知られていますが、足裏は汗をかきやすいため手と同じくらい汗疱ができやすい特徴があります。
普段、蒸れやすい靴を履いている人、立ち仕事が長い人などは足裏に汗疱ができやすいため対策が必要です。
足にできる汗疱性湿疹はほとんどの場合足裏にできます。汗疱性湿疹は汗の量、または汗のかき方により発症するため、必然的に汗腺が多い場所にできます。
人の能動汗腺数は、手足で言うと足裏(足底)、手のひら、手の甲、足の甲の順番で多いくなっています。
個人差はありますが、足の甲より足裏の方が汗腺は多いため、汗疱は発症しやすいといえます。
もちろん、足首や足の甲にも汗腺はありますので、全くできないというわけではありません。
また、汗疱は足の裏だけではなく、足の指やつめの中(下)、足裏の横の部分にもできることがあります。
足にできる汗疱性湿疹は、手のひらにできるものと基本的な症状は同じです。小さな水ぶくれができて、場合によってはかゆくなることがあります。
手のように水や洗剤で刺激されることが少ないため、一気に症状が広がるということはありませんが、汗を出す量が多いためサイズが大きくなることがあります。
また、最初は小さな汗疱の集合だったのに、摩擦させたりかきむしったりすることで一つに集約され大きくなってしまうこともあります。
冬になると足裏は乾燥しやすく、特にかかとは角質がたまりボロボロになりやすいため、潰れた汗疱がカサカサになり水疱だけでなく皮むけの症状が起きる場合もあります。
足にできた汗疱は、軽度であればほとんどの場合放置していても数週間で改善していきます。
もし繰り返しできてしまってなかなか治らない場合は、発汗を良くするために1日2回の洗浄と保湿が効果的です。
潰してしまって痛みやかゆみをともなうときはステロイドの活用も有効です。炎症を起こしている場合には、抗炎症作用のある種類のものを使用してください。
対策をとっても症状が長期間続く場合は、水虫などの他の病気も考えられますので皮膚科の受診をおすすめします。