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汗疱は、汗がうまく皮膚から出ずに手のひらや足の裏でとどまってしまい、やがて水疱という症状を出してしまう病気です。この水疱を潰すとどうなるのかお話ししていきたいと思います。
汗疱を潰すと中から液体がでてきます。その中身のほとんどは水ですが、上でもお話ししたように、再吸収されなかったミネラル分も多少含まれています。
汗疱を潰すとどうなるの?
汗疱を潰すと穴が開いたような状態になり、時間をかけてゆっくりと乾燥していきます。その過程で皮むけを起こし場合によっては出血することもあります。
体内に何かしらのアレルギー物質(ミネラル)が入り込んだ時、汗腺の機能が衰えていると再吸収されず汗腺から体液として放出されます。この時に、ヒスタミンという物質が出てくるのですが、これが厄介でとても強いかゆみをもたらす原因でもあります。
痒みが出た場合には抗ヒスタミン剤などで対処するのですが、それ以外でも「潰す」ことで落ち着くことが多くあります。一度経験すると分かるのですが、かゆい汗疱は潰すと今までのかゆみが信じられないくらいすっきりした気分になったりします。
そのため、できたら潰すを繰り返す人もいますが、実は汗疱は潰すと増えるという傾向もあるのでやってはいけないことのひとつなのです。
たまにミカンの皮のような集合体ができるときがあり、それを潰すのは包装用のプチプチを潰す感覚で気持ちいという人もいますが個人的にはおすすめしていません。
ニキビなどは潰すと治りが早い場合がありますが、汗疱については潰しても潰さなくても治るまでに2~3週間の時間を要します。場合によっては潰さない方が、皮むけがなかった時など治りが早い時があります。
そのため、早く治したいから潰すというのは正しい選択とは言えません。
汗疱はかゆみが強いものほど潰した時に痛みが出やすくなる傾向にあります。そのため、かゆいと潰したくなる気持ちもわかりますが、後の痛みもつらいので、かゆいときは冷やすかかゆみ止めで対処することをおすすめします。
特に、足の裏の水疱を潰した時は、歩くときに非常に強い痛みを感じることがあるので、出かける予定があるときに潰すのはやめておきましょう。
汗疱は感染症ではないので、水疱を潰した時に出る液体が他の場所についたからと言って汗疱の症状がうつるということはありません。
しかし、一度汗疱を潰すと皮膚が刺激され、その影響でヒスタミンが増えるという悪循環に陥ることがあります。ヒスタミンが多く放出されると、汗疱が多発したりもともとあった他の患部に痒みが発生することがあります。
これは、汗疱によってできる水疱だけではなくめくれた皮も同じでなので、気になっても無理やり向いたりするのはNGです。
気になるのであれば、なるべく刺激を与えず剥ける部分だけ優しく剥いてください。もしやりすぎると出血することがあります。