汗疱の治療にアレルギー薬を使うこともある

tsumugi
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水仕事や汗かきなど汗疱の原因はいろいろとありますが、今回はアレルギーについて詳しくお話ししたいと思います。

 

汗疱ができる原因については下の記事でまとめていますので、気になる方はぜひ見てみてください。

 

 

汗疱とアレルギー

 

汗疱はアレルギーが原因で発生することがあります。

 

アレルギーと言っても色々なものがあるのですが、その中でも特に金属アレルギーとの関係が強い傾向にあります。

 

過去に一度でもネックレスや指輪などで皮膚がかゆくなったり赤くなったりしたことがあるのであれば、アレルギーを疑ってみるのも一つの方法です。

 

金属アレルギーには接触アレルギーの他、全身性アレルギーというものもあるのですが、これは金属を口から摂取することで症状ができる場合のことを言います。

 

具体的には鉄分や亜鉛やコバルトなど、ミネラルと呼ばれるものがそれに当たります。

 

全身性アレルギーはちょっとやっかいで、食べるとすぐに反応が出るわけではなく、1~3日経ってポツポツと水疱ができるようになります。そのため、原因を突き止めるのが非常に難しいという特徴もあります。


汗疱治療の一つとしてアレルギー薬が使われることもある

病院で汗疱を診てもらうとほとんどの場合、外用薬をすすめられます。それで1~2週間様子を見て効果がなければその他の外用薬を試してみるという治療法が基本です。

 

しかし、最近では少しずつ内容が変わってきて、病院によっては汗疱の改善が見られない場合、内服薬を処方してくれるところも増えています。

 

そこでおすすめされるのがアレルギー薬です。もちろん、汗疱は生活環境も大きく影響するので、例えば「水仕事を減らしてください」などのアドバイスも受けることになります。

 

病院で出されるアレルギー薬はいろいろとありますが、以前自分が診てもらった時にはアレグラが処方されました。

 

ちなみに、アレルギー薬として知られているアレグラやクラリチンは市販されているので、薬局などで購入することができます。

 


久光製薬 アレグラFX 28日分 (56錠)

 

ただし、アレルギー薬は服用後眠くなるものが多いので、使用の際は注意事項などをしっかりと確認してください。

 

アレグラとクラリチンはその他のアレルギー薬より眠くなりにくく、車の運転も可能とされています。

自分がアレルギー持ちか調べる方法

自分が金属アレルギーかどうか調べるには、パッチテストを行うのが最適です。主要な金属10~20種類の成分を背中に接触させて数日間様子を見るという方法です。

 

接触させた部分が赤くなったりかゆくなったりした場合に、金属アレルギーであると診断されます。

 

ニッケルやクロムなど具体的にどの種類の金属でアレルギーを起こすのか知ることができるのでおすすめです。

 

ただし、金属アレルギーのパッチテストは1週間必要だったり、その間、入浴ができなかったりといったデメリットもあります。

 

もし、時間に余裕がなければ、血液検査でもアレルギー持ちかそうでないかを調べることはできるのでぜひ試してみてください。

 

血液検査では食材やハウスダストしか特定できないため、原因不明のアレルギー値が出た場合、最終的にはパッチテストを受けることになります。