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汗疱は時にものすごくかゆいと感じることがあります。特に、寝るときは他に何もしていないのでかゆみに耐えられず眠れない時もありますよね。そういう時にとれる対処法をいくつかご紹介したいと思います。
基本的にアレルギー症状を伴わない汗疱はかゆみを発することはありません。しかし、汗疱によってつくられた水疱の中に何か遺物があると、(アレルギーなどがあった場合)脳がそれを「敵が来た!」と錯覚しかゆみをもたらすことがあります。つまり、かゆみは体の異常を知らせるサインであるといえます。
痒みのはっきりとした原因はまだわかってはいませんが、皮膚に存在する肥満細胞から分泌されるヒスタミンが原因だといわれています。
ここでは汗疱がかゆいときにとると自然と収まる対処法を6つご紹介します。
汗疱に限らず強いかゆみがあったときに有効なのが患部を冷やすことです。氷や保冷剤を直接つけると肌に負担がかかるため、タオルなどで包んで優しく当てるようにしてください。
一時的ではありますが、患部を冷やすことで炎症が収まり当てている間は自然とかゆみが収まってきます。汗疱の症状にはよりますが30~1時間ほどで何もしなくてもかゆいと感じることがなくなります。
もし、1時間もずっと冷やしてられないというときは、部屋の温度自体を下げる方法もおすすめです。温度は人によって違いますが、指先や足の裏など幹部が冷たくなるくらいまで下げるとかゆい症状が治まります。
ただ、寒い状況が続くくと風邪をひきやすくなるので幹部以外はしっかりと温めるようにしてください。
冷やしてもどうにもかゆみが治まらないというときには、痒み止めが有効です。炎症を起こしていない場合はムヒやキンカンなどでもいいですし、メンソレータムADのようなクリームでも大丈夫です。
炎症を起こしている汗疱にはベトネベートN軟膏ASなどのステロイドが効果的です。患部に適量を塗って使用してください。
もし肌が乾燥した状態であれば、クリームよりも刺激性が弱い軟膏がおすすめです。乾燥汗疱には馬油などを使うと保湿効果もアップします。
もし、睡眠中や勉強中ではなく自由に体を動かせる状況にあるのであれば、他の方法で気を紛らわすことも有効です。原始的な方法ではありますが、本当にすぐにかゆみを忘れることができるのでおすすめです。
一番効果的なのは、身体を動かすこと。ジムに行って筋トレをしたり、近所をジョギングするとかゆい汗疱に気を取られなくなります。さらに、運動不足の解消や汗をかくため汗腺トレーニングにもなります。
これは即効性があるものではないのですが、普段からヒスタミンを抑える作用があるものを食べることで汗疱による痒みを最小限にする効果が期待できます。
抗ヒスタミン効果があるといわれている成分には、DHA、EPA、カテキン、ポリフェノール、カフェインなどがあります。
もし、かゆみの原因がヒスタミンによるものであるならサバ、お茶、甜茶、コーヒー、チョコレートなどを摂っておくと気持ち的にも安心できます。
逆にアセトアルデヒドにはヒスタミンの放出を促す効果があるため、お酒の飲みすぎには注意しましょう。
抗ヒスタミンには市販薬もあります。
その他、ビオチン療法なども長期的に炎症やかゆみを抑える方法として知られています。
最後に、かゆい汗疱にとってはいけない対処法を2つご紹介します。
汗疱による痒みを抑えるのにいちばん手っ取り早いのが、汗疱を潰すことではありますが、これはいちばんやってはいけない方法でもあります。
「汗疱を潰すとどうなる?」でも書きましたが、汗疱を潰すと強い痛みが出たり、他の場所に移ったりすることがあるからです。
そうすると、他の場所がまたかゆくなりそれをまた潰すということが繰り返され、足の裏中汗疱だらけになることも考えられます。掻いている間につぶれてしまうこともあるとは思いますが、できるだけ潰さずにかゆみを抑える方法を探してください。
時に汗疱はとてもかゆいですが、思いのままかき続けるのは厳禁です。汗疱歴が長いと経験があると思いますが、汗疱は掻けば掻くほど大きくなります。
面積というか、体積が大きくなり手で触れるほど患部が盛り上がってきます。そして汗疱が膨らむと手でつぶしやすいので我慢できなくなって潰してしまった。という結果に陥りやすくんります。
もし、冷やしたりかゆみ止めを塗ったりの対策が取れなくて掻くしかないというときは、手を使うのではなく患部を何かに当てて優しく刺激してあげるようにしてください。
もし指の場合なら金属やプラスチックなど冷たい場所に当ててあげたり、指の運動をしてかゆみを紛らわせるのが効果的です。足の裏の場合は、座った状態で(つぶつぶがついた)足裏マッサージ器具に当てることでかゆみを散らすことができます。